掲示板
胎児水腫について - hiro URL
2006/12/17 (Sun) 14:06:00
胎児水腫とは、何らかの原因でおなかの赤ちゃんが
浮腫んでしまい胸水や腹水が溜まってしまっている
"状態"を指します。
正常な赤ちゃんは浮腫むことはないので
何らかの異常があることで浮腫んでしまいます。
胎児水腫となってしまう原因は大きく分けると
免疫性と非免疫性とに分けられます。
免疫性胎児水腫はお母さんの血液型がＲＨ－の場合に
赤ちゃんの血液型（ＲＨ＋）と血液型不適合となり
免疫機能が作用して赤ちゃんが浮腫んでしまう事をいいます。
こちらは、予防措置をとられているので
現在はほとんど起こる事はありません。
これに対し、非免疫性胎児水腫は免疫機能による異常以外の
原因で浮腫んでしまう状態をいいます。
原因は様々で、リンパの代謝異常や心奇形、
内臓奇形、りんご病（パルボウイルス）感染、貧血、
低タンパク血しょう、染色体異常、双胎間輸血症候群等
その他いろいろと考えられますが、
原因不明（突発性）の場合が最も多く約半数を占めます。
治療は貧血や低タンパク血しょうがあれば
輸血やタンパク製剤の投与で症状が劇的に改善する場合もあります。
双胎間輸血症候群では、胎盤の血管を焼き赤ちゃん同士の
血液の共有をなくせば改善するそうです。
それ以外の場合には、浮腫みを改善する効果的な治療がありません。
胎児水腫は浮腫んでしまっている"状態"ですので
それだけで赤ちゃんがなくなってしまうことはありません。
しかし、浮腫む事によって循環器系に負担がかかり
心不全を起こしてしまったり、
胸水が溜まる事で肺が育たなくなり、
産まれても呼吸が出来なくなったりして
赤ちゃんは亡くなってしまいます。
また、心奇形などの形態異常や合併症を
起こしている事も多くあり、
非免疫性胎児水腫となった赤ちゃんの産まれてからの状態（予後）は
あまりよくありません。
でも、産まれてからの治療に耐え
元気に成長している赤ちゃんがいることも事実です。
Re: 胎児水腫について - まな
2006/12/18 (Mon) 22:15:37
お忙しい中、早速詳しく教えていただきありがとうございます。
やはり浮腫を指摘されたときに詳しい説明が無かったこともあり、不安が募ったため、今日セカンドオピニオンを求め別の病院に行って来ました。
事情を話した上で、浮腫があるとどういう事が考えられるのか、詳しく説明してもらった上で時間をかけてエコーを見てもらいました。
今日のエコーでは、頚部浮腫は何度角度を変えて測ってみても２～３ｍｍ、多めに測ってみても４ｍｍあるかないか？ということで、今日の時点では５ｍｍは無い、との事でした。
検査の時から６日経っていますが、医師もエコーの機械も違うので小さくなったのかどうかはわからないとのこと。 またお腹周りはむくみは無いんじゃないか？とのことでした。
その他、心臓や手足、口元・胎盤等あらゆる箇所を見てもらい、「僕の所見（直感も含めて）では特別異常があるようには見えない」との説明を受けました。
もちろん、検査の時には確かにむくみがあったし、結果が出るまではやはり不安ですが、少し安心しました。
ただ上に娘が居るのですが、この子が心疾患をもっているため、心奇形は注意深く見たほうがいいということでした。
Re: 胎児水腫について - hiro URL
2006/12/20 (Wed) 00:22:27
あまり明るい事を書けないですみません。
前回あったおなかの浮腫みが引いているという事だとすると
おなかの浮腫は一時的なものだったのかも知れませんね。
頸部浮腫も成長するにつれて引く事が多いようです。
ウチの主治医はいつも見るたびに引いている事を
期待してるけど、良くなってないと嘆いています。
その差はなんなのかはわかりませんが。
茜凜は大動脈弓離断がありましたが、
心疾患は遺伝しないと言われました。
このまま、浮腫が引いてくれて
元気に育ってくれるといいですね。
Re: 胎児水腫について - まな
2006/12/26 (Tue) 23:58:02
今日羊水検査の結果がでました。
染色体異常は無く、エコーでもむくみはまだ少し残っているもののだいぶ軽減したようです。
今後は心臓などを中心に妊婦検診とは別にエコーでスクリーニングしていくそうです。
このまま消えてくれるのを祈るばかりです。
Re: 胎児水腫について - hiro URL
2006/12/27 (Wed) 22:54:26
まだ心配は尽きないと思いますが、
このまま浮腫が消える事を祈っています。
よろしければ、また、経過を聞かせてください。